証拠写真

2001年7月31日 <2>
ケンタッキー州 ピッパパセスにて

ご飯もたべたし、さて宿へ行くか、と外に出て、身支度を整えていた我々を襲ったバーンという衝撃音。
振り向くと、通りがかった車が、ジェフの自転車を半分ひっかけていた。
自転車本体は横だおし、フロントバッグとパニエバッグは数十メートル吹っ飛び(当然破損)
タイヤ、変速器、荷台がぐにゃりとまがっている。フレームも曲がったようだ。


ホンダを運転していたのは、金髪のお姉さん。(むろん、彼女の写真はありません)
「そんなもの道路にとめとかないでよ!」と叫びながら、車をおりてくる。すかさず、ナンバーをデジカメで記録。
道路にとめてあったのではないのである。駐車場なのである。
口論してても仕方ないので、すぐ警察を呼ぶ。



自転車がないと旅が続けられない…。とぐったりするジェフ。


警察は、電話してから5分たたないうちに到着した。
写真は、記録のため、自転車のシリアルナンバーを探しているところ。



すべてを見ていた猫、プレシャス。


本人も熱心な自転車乗りだという、ケリー警官。
ここで旅を中断するなら、壊れた自転車をしばらく自宅に保管し、送り先が決まってから発送してあげようか、と言ってくれた。
しかし、ジェフとエリックは、なんとかして旅を続ける決意をすでに固めていた。



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