証拠写真
2001年8月20日
ミズーリ州 セント・ジュヌビエーブからセント・ルイスまで
セント・ジュヌビエーブは、ミシシッピの西側でもっとも古く
週末に一泊で訪れたりすれば、景色はいいし静かでよさそうな町。
我々が泊まったこの宿は「大人のカップルが週末を過ごす場所」という趣きだった。
ジャグジーつきのお風呂を含む上等な調度で整えられたお部屋や、見た目を重視した朝食が、なんだか居心地が悪く
とてもていねいで親切な応対をしてもらったにもかかわらず、どうも落ち着かなかった。
左は町の自慢の教会。「きれいだから見ていってね」とあちこちで言われたのが納得できる。
右は18世紀末の建物。フランス風と新大陸風の混じった様式だとか。昔の状態を復元して見学ができるようになっている。
案内をしてくれたのは中学生の女の子だった。夏休みのアルバイトなのだろう。可愛らしいのはよかったが、
歯に矯正の針金をはめていて息がもれる上、九九を暗誦しているような一本調子の説明が聞き苦しく、閉口した。
火事! いざ出動。ボランティアの消防団員が次々と自家用車で乗り付けて、消防車に乗って現場へ向かう。
ほんの2、3分の間に数台の消防車がサイレンを鳴らして出動していった。
駐車場で出会ったデュカティのスポーツバイク。この1月に買ったばかりだというピカピカ車。
我々と目があったとき、オーナー氏は友人たちにバイクをみせびらかしている最中だった。
バイクを600マイル(1000キロ)チェックに出さなくちゃならないので
大都市、セントルイスへ向かう。
ミシシッピを今度はフェリーで渡る。車やバイクも渡れるし、形から言えば「フェリー」には違いないが、
お客さんがいるのを見て向こう岸からやってくるところなど、「渡し舟」以外の何ものでもない。
バイクと人間2人で3ドル。ほのぼの。
セントルイスにて。
左、今は駅舎としては使われていず、ショッピングモールとホテルが入っているユニオン・ステーションの建物内部。
かなり大きな建物で、西部への玄関口だったというセントルイスの繁栄ぶりがよくわかる。
右、三輪のハーレー。これは警察の白バイ。三輪のバイク(トライク、と呼んでいる)など日本ではほとんど見たことがないが、
アメリカでは頻繁に目にする。