証拠写真
2001年9月21日
アリゾナ州カイエンタから アリゾナ州グランド・キャニオンまで
カイエンタの宿の前の半旗。
このあたりはアメリカ最大のインディアン居住区、ナバホ国である。地図を見るとその広さに驚く。
ナバホ族は、現在25万人ほど。独自の文化と言語をもつ、大きなコミュニティである。
とはいえ、ナバホ族も、もちろんアメリカ人。テロ事件への怒りと悲しみは他の地域と変らない。
なぜかバーガーキングの中に併設された博物館。
第二次大戦中に活躍した、ナバホ・インディアンの暗号話者たちに関する資料が展示されていた。
ナバホ族の言語は、他の言語と大きく異なっている上、ナバホ族以外にはほとんど知る人がなかったので
そのまま使っても暗号になったのである。彼らについてはMGM映画「Windtalker」が製作されていて、近日公開予定。
店内の公衆電話を使っていた女の子が、英語とナバホ(と思われる不思議な音の言語)をチャンポンにしておしゃべりをしていた。
若い世代は英語で教育を受けているのでバイリンガルだが、年配の世代にはナバホ語しかしゃべらない人も多いのだとのこと。
ナバホ・ナショナル・モニュメントにて。モニュメント、という名から、何か記念碑が建っているのかと思い、
横道を十数キロ入っていったら、インディアンの遺跡のある大きな公園だった。
左の写真は遠くに見えるベタタキン遺跡。
メサ・ベルデ
と同じ時期の崖の家ではあるが、ここは規模が大きく
百数十の建物がひしめきあって建っていた。中央の写真は恐竜の足跡。長さ20センチほどだから、小型の恐竜である。
右は、案内所で面白い話をたくさん聞かせてくれたレンジャー氏。奥さんがナバホ族なのだそうで、彼もナバホ語を話す。
ガソリンスタンドにて。ナバホ国のガソリン税についてのステッカーが貼ってあった。
グランドキャニオンに向かう途中の風景。
右は「エレファント・フィート」と呼ばれる岩。上部を切った写真を撮ると、巨大な象の足元にいるみたいに見えるはず。
世界的大観光地、グランドキャニオン国立公園直前の看板。
屋台みたいなインディアンの土産物屋を通り過ぎて200メートルほどのところに立っていた。
「Nice Indians Behind You」ここでUターンして親切なインディアンの店で買い物してね、ということだろう。
とうとう到着、夕暮れのグランドキャニオン、サウス・リム(南端)。
写真に撮ると「見たような風景」だが、本物の迫力はすごい。
ここ数日、岩山はたくさん見てきたが、グランドキャニオンは格が違う。