証拠写真

2001年9月11日
テキサス州サンアントニオからフレデリックスバーグまで

朝、ホテルのテレビでニュースを見ていたら、
ワールドトレードセンターとペンタゴンに飛行機が突っ込む。


あまりのことに、事態が理解できるまでしばらくかかった人が多い。
実はもちづきもそのひとりで、途中でテレビにくぎつけのシュワーツを置いて朝食を食べに行った。
ホテルの朝食コーナーでは、やはり事態を理解していない人々が大勢朝食を食べていた。


協議の結果、テロリストにせっかくの旅を台無しにされるのは悔しい、ということになり
予定通りサンアントニオの街を見ると決める。
サンアントニオは、「アラモの砦」のある場所である。アラモ○○という名前の商店や施設がたくさんある。
名前は聞いたことがあるが、歴史がわからない。とりあえずアラモへ行く。


もともとはスペイン宣教師の住処として18世紀はじめに作られた建物である。
その後、1835年、テキサス革命の際、メキシコの侵攻からテキサスの自由を守るための最後の砦だった。

テキサスの人々は、この戦いと歴史に大きな誇りを持っていて、この件に関しては冗談が通じない。


手っ取り早く街を見るにはコレ! と10ドルの観光バスに乗ったのだが
我々以外お客さんはだれもいなかった。



それでも、一通りサンアントニオ観光をすませて…


ドイツ人入植者の多い可愛らしい町、フレデリックスバーグへ移動。
しかし、ドイツ色よりはテキサス色が強く、ご覧の通り。右の鳥小屋の屋根は、テキサスの旗のデザインに塗り分けてある。



そして、メリル・リンチのオフィスの入口にあった張り紙。
「本日はテロ事件のため営業いたしません、株式市場もお休みです。」




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