証拠写真

2001年8月23日
ミズーリ州 ブランソン


ブランソンの風景。こんなのが田舎の真中の湖のほとりに突如として現れる。
昨日も書いたが、ここは町の人口数千のところ、年間観光客数7万人超という、ものすごい観光地なのである。
ラスベガスから、ギャンブルと犯罪のにおいを完全に消して、カントリーミュージックをちりばめたようなものと思えば近いかもしれない。
こんな町をこんな場所に作って成功させてしまった地元の人たちの力に恐れ入る。



76号線沿いの、わずか2、3キロほどの長さの地域に、数十軒の劇場(それぞれ座席数数百人程度、出し物はひとつ、
または季節で入れ替えて2つ。家族経営のところも多い)と百数十軒の宿泊施設、レストランとみやげ物屋が立ち並ぶ。
左の写真は、大手スーパー「ウォールマート」の店の中にチケット売り場がある図。
我々はこのウォールマートの隣の劇場で50年代ポップスを中心にした歌と踊りのショーを観た。
なんかペースの遅いショーで、我々には少々たいくつだったが、観客の大半は高齢で、彼らには大変にウケていた。
右は観光地に欠かせないTシャツ屋さん。



ショーとショーの合間に、湖を見に行く。乗り物は第二次世界大戦で使われた、水陸両用のトラック、「ダック」。
乗り込んだときにはバスのようだったが、湖へ到着するとそのままボチャンとボートになった。
ガイドの船長、ロジャー氏は、ブランソンの地理や歴史に加え、元気に冗談を言いつづけて乗客を楽しませていた。
シュワーツは運転席に座ってしばらくハンドルを握らせてもらったのだが、もちづきがぼんやりしていて証拠写真をとり損ねる。



夜は「レジェンズ」伝説のスターのそっくりさんを楽しむショーを観る。同じのを出演者入れ替えてラスベガスでもやっている。
休憩時間中、ロビーに出てきてファンにサービスするブルース・ブラザーズと記念写真。
この日トリで出演したエルビスがうたったヒット曲「ブルー・スエード・シューズ」は
この旅がはじまってから、なんとライブで聞いたのが4回目だった。


ショーがはねた午後10時、我々は夕食を求めて町をさまよったが、レストランはみな閉店したあとだった。
仕方がないので、やっとみつけた24時間営業のデニーズでサンドイッチを食べる。
ブランソンは、夜遊びの存在しない、健康的な町なのである。
これだけ観光客がいて、ネオンがまたたいていて、しかし夜遊びをさせないとは!
感心するやら、あきれるやらしながら部屋へもどり、爆睡。



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